全国的にも珍しい青い獅子面の獅子舞を保存・継承しているのが埼田神社青獅子舞です。現在、神社に伝わる青獅子面は応永年間ころ(1394~1428)のもので、社宝となっています(現在舞に使用されている面とは異なります)。享保2年(1717)の文献にもこの獅子舞の奉納について記されるなど、かなり古い形式を伝えていると言われています。獅子舞は、基本的には三人立ちで、全12段から構成され、今でも毎年10月に神社内にて奉納が行われています。伊勢流獅子舞の影響も受けていますが、番内(行列の護衛にあたる役)が田楽舞で使用する「びんざさら」を用いるのも特徴のひとつとなっています。
【県指定無形民俗文化財】
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